のんびり佇む動物や、日常でよく見かけるものたちを描くことが多いです。
どんな日々ものんきに、小さなことを楽しんで過ごせればいいなあと思います。
introduction
その作品は突然うまれたものではありません。
作家自身のこれまでの経験、歩み、思いや考えの変化など、ストーリーがあって作品がうまれます。
この展示では、作家・作品とあわせて、そのストーリーをご紹介します。
家でじっとしていることが多くなっている今日、作品の実物を見ることも難しくなってきています。
そんなときだからこそ、ゆっくりと作家の思いや言葉にふれてみてください。
今回の展示があなた自身のストーリーに加われば幸いです。
のんびり佇む動物や、日常でよく見かけるものたちを描くことが多いです。
どんな日々ものんきに、小さなことを楽しんで過ごせればいいなあと思います。
描くとき、いくつかの色の絵の具と水分が混ざり、自分の意図しない表現で描かれる、偶然性に魅力を感じ、
いくつかの色をキャンバス上で混ぜ合わせるようにしながら描いていく方法で製作を続けています。
私の生活の一部の、愛着ある植物にチャームポイントを見つけて描いています。
すこし先には
会いたい人に会いに行く。
おいしいものを食べに行く。
裸になって
走りまわる子どもみたいに
太陽の下へ
走り飛び出して行く。
そして深呼吸を。
Googleストリートビューで世界中を旅して風景を描くStreet View Journey。
その中から、小さな木片に描いた“ミニストリートビュー”の作品ができました。
ちょっと憂鬱な時、少しでも旅気分を味わってもらえたらうれしいです。
小学1年生のとき、自転車のケガの治療で学校に行けない時期があった。
ひとりで家にいて退屈していたある日、いつも一緒に遊んでいた友達から手紙が届いた。
手作りの封筒には色鉛筆で動物の絵が描かれてあり、学校で起きた楽しい出来事や、元気が出るような励ましの文字が書かれていた。
私はものすごくあたたかい気持ちになった。
その経験が忘れられなくて、自分がつくるものも、誰かにとって何か特別な気持ちになったり、記憶に残るものになったらうれしいなと思う。
今回、家にいても、見ているだけでも楽しい気持ちになれるようなお楽しみトートを作りました。
中にはオリジナルのレターセット、ステッカー、ドローイングが入っています。
大切な人へ手紙を書いたり、気軽に絵を飾ってみたり、家で過ごす時間がより豊かなものになったらいいなという思いで作りました。
(全て一点もののため、デザインがそれぞれ異なります。)
慌ただしさと不安ばかりの毎日で
気がつけば春が通り過ぎてしまっていました。
桜の淡い香り、澄んだ朝の空気、柔らかな光。
今年は楽しむことができなかったけれど、来年はきっと…。
思い馳せながら猫たちの春の景色(ストーリー)を描きました。
春の匂いを感じていただければ嬉しいです。
wokasinaiwo (ヲカシナイヲ)
猫イラストレーター
アパレル、グラフィック、Webデザインを経て
現在フリーデザイナー、イラストレーターとして活動。
企業デザインや、雑誌付録などを手がける。
ゲームと昼寝が好きな普通の人。
インスタグラムにて、猫が暮らす「ヲカシな世界」を
展開。年間数百匹の猫を描く。
「幻」
誰だってつくれるあかるいまぼろし
「ゆれるこころ」
揺れ動く心
これから見える景色は
いまの心から
生まれるね
「いのちの音」
いのちのリズムが見えたなら
心がならんできっとこんなかんじ
「大丈夫」
心の中に透けていて泉のような場所
だけどたまにすこしだけ濁る
その中には小さな小さな光がいて
気づいてくれたらちゃんと教えてくれる
大丈夫といういきもの
幸せそうにのんびりしているナマケモノくん。
ゆっくり時間をかけて自分の居場所を見つけ、”I made it” と言ってお休み中です。
ゆっくりのんびり、マイペースに自分の居心地の良い空間を作っている、そんなピースフルな絵が描きたくて出来上がった作品です。
見ているだけで、嫌なことを忘れてしまうような、ほっとできる時間をお届けできたら嬉しいです。
鳥を1羽壁に据えるだけでそこが空に変わるような。
魔法みたいな作品が作れたらいいなと思います。
お家にいる時間がふえてきて、ふと目にした時になんだかホッとするような、クスッと笑えてしまうような。
私の絵はそういう存在であればとてもとても嬉しいなあと思います。
なくても困らないけれど、なんだか近くにあった方が心がふっと3センチくらい軽くなるような相棒的な存在。
今はこんな世の中ですが縁起を担いで
「これからいろんなことが ”うま” くいきますように」と思いも込めまして「馬」の絵をこの展示に選びました。
ここ数週間自宅にいることが多くなり、ぼんやりと時間が過ぎているような実感があります。
しかし、今だからこそ考えられること、向き合えることはたくさんあると、私は考えています。
世界はまだまだ多くの豊かさを秘めています。なんてことない地元の風景にも、「あれ、なんだかおもしろいな」と思うことがあります。その瞬間を、私は写真でつかまえたいと思っています。
この写真集が、あなたと豊かな世界とが出会うきっかけになったなら、それ以上のことはありません。
動物をモチーフにするときは
自分が友達になりたいと思えるような
雰囲気・表情に描きたいと考えています。
静かな佇まいに
鋭い洞察力を持ち
多くを語らずとも
豊かなやりとりが出来る
そんな理想の友達像を反映できたらと
眼や口や耳 手や尾や毛並みを
色鉛筆で細かく描き込みます。
良い様子に仕上がると嬉しくなります。
いい友達が出来たように。
2019年と2020年のほぼ同じ時期に描いた作品を用意しました。
2020年のものは、いつも通りの生活が徐々に難しくなくなってきた時期に制作したものも含まれています。
仕事や評価、表現や技法、私生活でも創作活動でも、どんなときも迷いや悩み、不安が尽きないですが、ただ単純に絵を描くことが自分にとってマインドフルネスになっています。
すべての作品はすぐに飾ることができるよう、パネルまたは額装をした状態でお渡しします。
パンは人をしあわせな気持ちにする
ただおいしいだけでなく
そのかたちもまたいとおしい
けれど食べてしまえばかたちは消える
ならば食べられなくとも消えないパンを
人形のようにただ眺めたり
ぬいぐるみのように抱きしめるのもいい
小麦と羊毛
まるでちがうのにどこか似ている
きみとぼくのように
沖縄に帰省し、海を訪れた。
砂浜に寝そべると、心地よい潮風が頬を撫でた。
改めて実感する、人に自然は不可欠だと。
人は、自然の一部なのだから。
私は、ガジュマルが好きだ。
想像を超える幹のうねりや圧倒される存在感、溢れ出るエネルギーに魅了される。人の手では創り出すことのできない、別の次元の創造物。人の意識とは別のところで動いている世界が見える。
木を見ていると、あらゆるものとの共通点が見えてくる。年輪は時間の経過を表すと同時に、その形は水紋のようだし、空に伸びた枝や葉脈は血管のようにうねっている。木は、地球にとっての血管なのかもしれない、とも思える。とすると人間は、地球の細胞の一部のようなものか。
そういった共通点を目にする時、私たちはこの世界の一部なのだと思い出す。人の意識ではたどり着けない別の次元で作られた、創造物の一部なのだと。
現実と虚構は紙一重だと思う。
地獄の様な苦しい世界にも少なくとも笑える事や楽しい事はあるし、
今私達が生活している毎日の暮らしの中には残酷で心が壊れてしまう様な出来事がある。
現実を全て受け止めるのはあまりにも苦しすぎる。
この世に確かなものなどないし、私達が今まで見て・聞いて・感じてきた事は真実と言われている事のほんの一部でしかない。
夢の世界を現実に連れて来る事は出来ると思うし、夢と現実の世界を自由に旅しながら生きていければと思う。
考え方一つで世界はいくらでも変わっていく。
「生きていく事」とは…「優しさ」の裏にある「残酷さ」・「楽しさ」の裏にある「つらさ」・「あたたかさ」の裏の「冷酷さ」・「かわいさ」の裏にある「醜さ」。裏に隠された「憂い」も含めて『生活=生きていくこと』なんだなぁと。この「表裏一体」が私のテーマです。そういう日常・生活を思い作品を制作していました。
今まで私たちが当たり前に思っていた日常の生活が変わりつつある日々の中で、永遠は存在せず変化していく事を実感しています。
「筆をすーっと引く瞬間が好き」と小学校の作文に書いた記憶があります。
これは習字を習い始めた時のことなのですが。
その気持ちをずっと持ったまま大人になり、陶芸に出会ったことが、今の作品へとつながっているように思います。
水彩絵具特有の偶然によって出来たにじみや色、形からイメージを膨らませ画面とのやりとりを繰り返す事で作品にしています。
自分自身が美しいと感じた感動を画面に閉じ込めたいです。
心に余裕のないとき
どこか ゆき場のないとき
ふとみあげる空や
窓から心地よくそそぐ風
どこまでもひろがる海が
そっとよりそってくれるように
心をかるくしてくれる
空や風、海には かなわないけれど
どこか おなじようなながれをつくれたら
すこし 心のすき間をつくれるかもしれないと
そう信じて ものづくりをしています。
” ミズイロノモト ”
空や風、海からイメージする澄んだ水色。
どこかのだれかの 水色のようになれたら
そんな願いをこめてつけたなまえです。
2017年の12がつ
ここ ギャラリーイロで
このなまえの写真詩展をひらきました。
2020年の4がつ
そのはじまりの時からつづく 想いをかたちにした
おなじなまえの詩集 “ ミズイロノモト “と
詩集からうまれたレターセットを用意しました。
詩をよむひと時
写真をながめるひと時
だれかに手紙を書くひと時が
やさしく ひろがって
心をほどいていくような
”ミズイロノモト”になったなら
とてもうれしいです。
これまで食にまつわる仕事に長くかかわり、書籍や料理レシピといった作品づくりに取り組んできました。
仕事、日々の暮らし、旅先などで、ずっと見つめてきた愛着のあるテーブルの風景。
その中で、料理を引き立て、わたしの仕事を支える器やカトラリーなどのテーブルウェアは、道具としての役割から解放されている時にも、生き生きとしているように感じることがよくあります。
ふと感じるその感覚をおさめたいと思い、絵に表すようになりました。
そのような形のない、見えないけれど “ある” ものを、作品においてすくうことを試みています。
家に居る日々が続いている今、自分と向き合う時間、大切な人と過ごす時間など、絵をかたわらに、想像を広げ楽しんでいただけたら嬉しく思います。
今回、出展している作品についてお話しします。銅版画9点とモノタイプ1点です。
「su ku u」はマニエル・ノワールという銅版画の技法で描いています。フランス語で黒の技法という意味です。
「days」は「days ⅰ」「days ⅱ」「days ⅲ」の色を変え、アコーディオンブックに仕立てています。
「す く う」と「love and peace」も小さな本の形に仕立てています。
「love and peace」は、love and peaceをすくうことができますように…と込めています。モノタイプ技法で描いています。
「sa i se i a」は、エネルギーをつくり出すイメージを持っています。
「un moment ⅱ」と「tomorrow」は、自由な解釈で観ていただけたらと思っている作品です。
「加速する緑」
新しい風と共に
ぐんぐんと進みゆく
キラキラと光こぼれて
次の季節へ連れてゆく
〈私の作品制作〉
#色あそび_彩がさね
音楽や季節にインスピレーションを受けて色で表現するところから制作は始まります。(色をにじませたり、散らしたり…の色あそび)そこから、イメージをまとったモチーフをはさみで切り出して行き、風合いを出すために手でちぎったりもしながら、切り貼り重ねて行く制作スタイルをとっています。
〈今回の作品について〉
春のうつろいを表現した作品のうちの一部で、「うつろい」を色で繋げる意識が強い部分だったので、切り貼りの重なりは極力少なくして色でのイメージを全面に出したものになっています。
空をみる、風をみる、散歩する人や毎日の風景が映る窓。
毎日の窓にARTが揺れる変化をプラス。道ゆく人も新しい楽しみを見つけるかもしれません。
材料
石巻の牧場でのんびり育った桑の葉っぱが大好物の羊の毛、武蔵野の雑木林のケヤキの落ち枝。
工程
スピンドルでくるくる紡いで、十字に重ねた枝にぐるぐる巻きつけて、つなげます。
豆本「ウサギさんのジューンブライド」と「ボンボヤージュ!」の原画です。
この作品は、私と夫との会話がヒントになり出来上がりました。
主人公たちは、私の想像から飛び出して個性を発揮し色んなシーンを見せてくれます。
それらを繋ぎ合わせたり、時には外したりしつつ、
白ウサギのオモチくんと茶色いウサギのきなこちゃんが主人公の物語ができました。
植物を眺めていると自分が小さくなってそれらに囲まれているような気分になることがあります。この絵を飾って眺める時にそんな気分になってもらえたらなと思いながら描きました。
1枚の紙に描いた植物の絵を、輪郭に沿ってカッターで切り取り、それを背景となる別の紙に貼り付けて1枚の絵に仕上げています。
切り取ったことでできる形は、少し不自由ながらシャープさがあり、この制作方法を続けています。
“私が今、感じていることを同じ色の4枚の絵に”
私はどこにいても私だし、あなただってそう
外にいても中にいてもそれは変わらない
私たち、どこにいても変わらない大切な命
ベランダから見える山の影
あの大きな木がある静かな公園
大切な人からもらった手編みのクッション
レースのカーテンから覗く太陽の光
どこにいても感じることのできる温もり
私たち、大切なものをたくさん持っていて同じ気持ちになれるはずだよ
ひとりぼっちなんかじゃないよ
数ある金属加工の中でも”腐食”の偶然性による変化と、その独特な風合いを感じられるブローチ作品を 中心に展開しています。メイン素材に真鍮を使用し、エッチング加工によりオリジナルイラストや様々なテクスチャーを表現。近年では、特殊な油性塗料を用いて、シックでモダンな印象に仕上げたシリーズもスタートしました。
per. のジュエリーは、工芸品のような「実用的且つ芸術性を多く含んだデザインや造形」ということを特に意識しながら制作しています。品良く佇まいが美しいこと。アート作品としての側面も併せ持ちながら、ジュエリーとして機能的であること。そして、経年変化を楽しみながら長く愛せること。これらの絶妙なバランスを探り、調和させながら、老若男女問わず多くの方の日常に寄り添えるような作品を目指しています。
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